育児コミックエッセイは、息抜きにもなるうえ他の家庭の育児風景を垣間見ることができ勉強にもなりますよね。
今回30歳以上向けとしたのは、作者が30代~50代という年齢であるため、体力面で感じることや子育て感がより身近に感じることができるからです。
それでは育児コミックエッセイ3つを紹介していきます。
1.30歳以上におすすめ育児コミックエッセイ3選
・伊藤理佐 『おかあさんの扉』
新聞の連載ももっている大御所漫画家である伊藤理佐さんがかかれているマンガです。
伊藤さんには、あーこちゃんという小学生の女の子がいらっしゃいます。ご両親とシッターエヌさんの愛情をたっぷり受けて、自由にのびのびと育っていく様子が見て取れます。
漫画家の両親の血を受け継いでいるあーこちゃん、生まれながらにおもしろいのか、はたまたギャグ漫画家伊藤先生の笑いに変えるセンスゆえか、ほかの育児エッセイとは笑いのボリュームが一線を画しています。
この『おかあさんの扉』は現在も継続中です。『おかあさんの扉』を通してあーこちゃんの成長がみられるのは親近感が湧き出ます。
・吉田戦車 『まんが親』
まんが親の作者は、伊藤理佐さんの旦那様である大御所漫画家、吉田戦車さんです。
『おかあさんの窓』で描かれているあーこちゃんの成長が、こちらはお父さんの視点で描かれています。同じ対象を二人の作家が描くこのようなパターンはなかなか珍しいと思います。
吉田さんの観察したあーこちゃん語録や、吉田さんのあーこちゃんや奥様へのつっこみがくせになります。
この『まんが親』は小学校にあがるまでの話で完結しています。大変名残おしいです。
・あらいぴろよ 『私は絶対虐待しませんからね!』
イラストレーターで男の子一人のお母さんである、あらいぴろよさんによる育児エッセイマンガです。
『私絶対虐待しませんからね!』では息子のМやす君が0歳から2歳になるまでを2~3か月区切りで書いています。その時々で子育てに行き詰ったことを、その時感じた負の感情を含めてギャグを交えながらも赤裸々に表現しています。よくあるほのぼのしたタイプの育児エッセイとはまったく異なる作品です。
あらいさんの魅力は、体力気力がどん底になりながらも、打開策を考え抜き乗り越える努力をされているところです。
私は妊娠中にこの作品を何度も読み、生まれた後のことをシュミレーションしていました。
子育て中の今もたびたび読んで、リスクの想定に役立てています。
2.まとめ
育児と仕事を両立させている作者のエッセイマンガは、息抜きになるうえ楽しく育児をするうえで参考になることも多いです。ぜひ子育ての合間に読んでみてはいかがでしょうか。
伊藤理佐さんの『ステキな奥さん』シリーズもおすすめです。